今、伝統が新しく活きる
 縮とは
 工 程
 原 料

  

最高級の布をつくる繊維麻 ラミーとリネン


麻の歴史は非常に古く、B.C10,000年にエジプトではすでに栽培され、
麻布がつくられていた。
日本では、飛鳥朝・奈良時代に、特にラミー(苧麻)が衣料として愛用されていたことが日本書記などにも記されている。
現在では小千谷縮などの最高級着尺地から、カジュアル感覚の麻混織およびニット分野にいたるまで、広く愛用されている。
この麻の種類は約20万近くあり、衣料用としてはラミー(苧麻)とリネン(亜麻)が代表的。
家庭用品品質表示法においても、麻という統一文字を使用できるのは、ラミーとリネンに限ると明示されている。

【ラミーとリネンの特長と魅力】
麻は天然素材の中でもっとも涼しい繊維といわれ、高温・多湿な季節に最適。
そのさわやかな涼感と感触はほかの素材では味わうことができない。
 
麻は天然繊維の中でもっとも強力。水に濡れるとその強さを増す性質があり、耐
久力にも優れている。
 
優雅な光沢としっとりした上品な個性ある風合いは、天然繊維だけが持つ優れた
感触で、ファッション素材として幅広い分野でさわやかな表情を見せてくれる。
 
麻の汚れは、洗濯で簡単に落とすことができるので、肌着、ハンカチ、テーブル
クロスなど清潔さが要求されるものにも最適。

  

【ラミー(苧麻)】
 

ラミー(苧麻)繊維は、ラミー原草の茎の靭皮部(茎の木質部と表皮の間の部分)からとる靭皮繊維で、草丈は1〜2.5mに伸びます。縮根性イラクサ科の草木で、白葉苧麻(葉の裏に毛が生えている)と緑葉苧麻(葉の裏に毛が生えていない)とがります。
 
・繊維は太く長い。
・天然繊維中、最もシャリ感がある。
・水分の吸収、発散性に優れている。
・涼感があり、腰がある。
・色は白く、絹様の光沢がある。
・強力は、天然繊維中最も強い。

【リネン(亜麻)】
 
 
リネン繊維は、ラミー同様リネンの靭皮部からとります。
草丈は80cm位の一年生の亜麻科の草木であり、淡紫色の五弁の可憐な花が咲きます。 
 
・繊維は細く、短い。
・風合いは、しなやかで綿に近い。
・涼感は、ラミーに次ぐ。
・水分の吸収、発散性はラミーに次ぐ。
・色はリネン特有の黄味がかった色(亜麻色)がある。
・白度・光沢はラミーに次ぐ。
・強力はラミーに次ぐ。